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絶対無農薬なリモンチェッロ作り
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■EU(欧州連合)が定めるIGP称号をもつレモンで作る


  南イタリアから始まり、今ではイタリア中どこのスーパーマーケットでも売られるようになった、レモン風味の食後酒リモンチェロ。ただ、本当にリモンチェッロと呼べるのは、EU連合が定めた、IGP(保護指定地域)表示を持ったものに限られる。それ以外の物は厳密に言えば、レモンのリキュールという表示をしなくては行けない。

IGPとは、一定の農作物や食品の称号で品質や特徴がその産地に由来するもので生産・加工・仕上げも必ずその特定地域内で行わなければ行けない。ソレント・カプリで作られるものと、アマルフィ海岸一帯で作られるSfusato種などが、その代表的なレモンだ。

農作物や食品の称号に関し、一般的にヨーロッパはアメリカや日本に比べ、連合内諸国での競争力が求めラッれるため、非常に厳しく設定されており、それらをクリアするためには、常に検査を行って数字の提出が義務付けられている。

■無農薬(BIO)レモンの皮だけを使って

 IGP(保護指定地域)の認証を受けることができたら、次はBIO(有機農法栽培)の称号認定が待っている。有機農法の規律も非常に厳しく、特にレモンにつく虫や病気は近年、どんどん複雑化しており、大変な苦労がしのばれる。

リモンチェッロはレモンの皮のみを使用するため、有機農法は必須条件だ。風が吹けば傷もでき、皮はワックスをかけず、決して艶やかではないのが有機農法のレモン。これは、当方の個人的感覚だが、農作物は、決して美味しそうには見えないものこそ美味しいと思う。そして、有機農法で作られたレモンは時間がかなり経っても腐らず、乾燥はするが、充分に使える状態!

リモンチェッロはそもそも一般家庭で生まれたリキュールで、夜明けに、漁にでかける漁師が体を温めるために飲むために愛用していたとも言われ、大切にされてきた。材料はレモン、水、アルコール、砂糖の4つだけと非常に純粋でシンプル。

■ホームメイドだから美味しい! リモンチェッロの作り方

材料:
純度98%以上のアルコール(スピリッツ) 1リットル
水  1リットル / 砂糖 700g
レモンの皮大4〜5個分、小なら6〜8個 ※日本サイズは通常小
※黄色になの緑のレモンを使うと発色がよくなる
※好みで若干オレンジの皮を入れる人もいるが入れすぎに注意る前

1:ガラスの中にアルコール1Lを入れる。 レモンは予め水できれいに皮を洗って乾かし、レモンの皮をむく。 中綿の白い部分が入らないように表面の黄色い部分のみをむくように気をつけけて、アルコールの中にレモンの皮を入れ ふたをして最低5日、約1週間程度そのままの状態で色と香りをアルコールの中に抽出する。

2:鍋に水、砂糖を入れシロップを作る。アルコール度が高いので、シロップが熱いと発火する危険があるので、充分冷ます事。 ガラス容器のアルコールは1週間ですっかりきれいな黄色が色ついて、 あの、黄色かったレモンの皮が真っ白にかたーく変色る。皮を取り除き、常温に戻したシロップと混ぜる

3:混ぜ合わせた後、1時間ほど置きシロップとアルコールをよくなじませる。 濾過に使うフィルター紙(キッチンペーパでもOK)、 漏斗を用意し、リモンチェッロを詰めるボトルを用意。保存用のボトルにつめる。

■レモン農家の使い方

 リモンチェッロは1年は保存できる。冷凍庫に入れて冷やして飲むのがポピュラーな飲み方。 アルコール度がとても高い食後酒なので、量は一口飲みなのが普通だ。専用の小さなカップもよく売られている。その他レモン農家では、お菓子作りの時にスポンジケーキに浸したり、 クッキーなどの生地に練りこんだりして利用している。

リモンチェッロには皮しか使わないので、実はどうするのか?尋ねたところ、大体の農家では、ジャムにして保存食を作るのが一般的だそう。またクエン酸を多く含む柑橘類は体にいい食品で有名。夏になる、そのままオリーブオイルと塩でサラダ風に食べることもあるそう。

レモンの小袋や、白いワタをきれいに取り除く。灰汁の強いレモンは、そのまま加熱すると黒く変色するため、何度も湯煎で灰汁とりをせねばならず非常に手間がかかるが、「ここまで育てるのに大変な苦労を重ねたレモンを捨てるなんてできない」と更なる手間暇をかけて作られるジャムも美味しい。

 
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