■2005年10月EU承認の元、IGP認証を受ける
パスタ。イタリア人にとってかけがえのない食材。年間一人当たりの消費量は28Kgともちろん世界ナンバーワン。現在約1600形状のパスタが存在するといわれている。
そんな”パスタの町”としてイタリアでも有名なグラニャーノでは、今でも時間をかけて乾燥させる昔ながらのスタイルに近い方法で作る、小さなPastificio(パスタ屋)が点在している。2005年の秋、町のパスタ組合にうれしい知らせが届いた。EUのブルッセル会議によってIGP(保護地域表示)の認可が認められた。組合代表のDi
Martinoさんは「半世紀に及びグラニャーノがこの製品に捧げてきた功績です」と喜ぶ。リモンチェッロ同様、EU連合のIGP認証は、非常に細かい規定をクリアした農作物または加工品に与えられる称号だ。
現在、グラニャーノのパスタは量産パスタとは違ういわゆる高級パスタとして、販売され、国内でのシェア4,20%、イタリア国外輸出パスタシェア14,12%(184.000トン)を誇る。 |