サンドメニコ広場:
ジェズーヌォーボー広場と似た雰囲気の尖塔が建つ広場。 小さな広場は大学生でいつも賑わっている。このあたりは、ナポリ大学、ナポリ東洋大学、音楽大学など、学生街のどまん中にある。
サンドメニコ教会を取り囲むように貴族の屋敷であった、Palazzo Petrucci、Palazzi
Coriglianoを配し、中心には当時蔓延していたペストの終焉を祈願し1656年に彫刻家コジモファンザーゴによって建てられた尖塔が空を貫く。
サンドメニコ教会:サンドメニコ広場の左奥に小さな階段が見える、ひっそりとした佇まいの教会だが、その歴史は古く、1283年あンジュー家のカルロ王によって建設が始まる。その後増改築と1506年の火災でほとんどが崩壊してしまったが1850年からネオゴシックでリニューアルされた。
外観は地味な作りだが、内部には中世、ナポリを支配していたアラゴン家王族の柩が中層部に収められた聖具室、その天井のフランチェスコソリメーナのフレスコ画などは必見。
現在カポディモンテ美術館にあるカラバッジョの『キリストの笞打ち』はこのサンドメニコ教会のために描かれた。 |