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パレルモ市内 バッラロー市場にて |
ど迫力!庶民の社交場メルカートへ行こう
パレルモに行ったら必ず行くのが青空市場(メルカート)だ。メルカートはアラブ語のスーク(市場)から派生してできた単語だとか?そもそもアラブの国と古くから交流のあった、シチリア王国の首都パレルモにやってきたアラブ人たちが道で商売をはじめたその日から今もなお伝わる庶民文化。と硬いことは抜きにして、細い路地にパレルモ弁で大声で呼び込みをするおじさんたち。買い物袋をたくさん抱え、ひょこひょこ歩く太ったおばあちゃん。その脇をバイクで駆け抜ける若いパレルモっ子。混沌としたカオスは日本からやってきた人にはちょっと怖い?イメージがあるかも知れないけど、ちょっとしたら慣れてくるし、何しろみんな親切。ちょっと勇気を
出してメルカートを覗いてみよう!
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ブッチリア市場のロッキー |
昔から市場には「うまいもの」あり!
市場には昔から”うまいもの”がある。昔々函館の魚市場へ早朝4:30に出て水揚げを待ち、仕事終了後漁師の皆さんにもらったイカの塩辛や、築地の魚市場で食べたマグロ丼とか。考えてみればたくさん当てはまる例があった。パレルモ市民は昔から美味しい物をたくさん食べてきたからごまかせないだろうな?あったかくって、美味しくって、新鮮な材料で作られる代表的な庶民の味をいくつかご紹介!全部食べてもレストラン一回分に満たないB級グルメワールドへGO。
■パレルモ市内 メルカートガイド ■
市場名 |
場所 |
コメント |
Vucciria |
Piazza S.domenico周辺 |
街中に位置する老舗中の老舗。食料品、や日用品。午前中は買出しのおばちゃん。しかし、日が沈むころにには、居酒屋ように仕事を終えた人が集いはじめ、立ち飲みワインバーや屋台がオープン。 |
Capo |
マッシモ劇場裏 |
とにかく長く果てしなく続く屋台。Via Romaから歩き始めると日用品、洋服靴などが終わると食料品に変わる。恐らく規模が一番大きな市場で品揃えも豊富。 |
Ballaro |
駅近くPorta S.agata |
カポとよく似ているが洋服屋や靴などの店は少ない。偶然かも知れないけど、3つの中で一番アフリカ人の人が多かったような気がした。カポ市場より規模はやや小さめ。 |
■パレルモB級グルメガイド ■
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アランチーニ
サフランライスの中にはとろとろのラグー(トマトソース、ひき肉、チーズ、グリンピース)が入ったスナック。パレルモといえばコレ!といってもいいほど有名。オレンジ大の大きさでで約1ユーロ〜。ヒヨコマメの粉で揚げたフライも堪能! |
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スピンチョーネ
「パレルモ風ピザ」とでも呼びましょうか? ふわふわパンの上にトマトソース、加熱したたまねぎのみじん切りがのっている。カポ市場入り口あたりを屋台で移動販売するマリオおじさんに勧められ、さっそく味見。なんと蓋を開けると熱々鉄板が登場し、これで暖めてくれるシステム! 食べる前にオリーブオイル、オレガノを上に掛けさぁ!あっさりふっくらが新鮮な味わい。このくらいと注文すると切ってくれる。一切れ約1ユーロ〜 |
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ミルツァ
予め煮込んだ牛の肺や脾臓他を軽く油で炒って塩、レモン汁をがっとぶっ掛ける。スーパーの袋からガサゴソと臓物出してきたときはどうしよう!と思ったけどしつこくな意外なあっさり感。ボリューム満点の一品。一個約1.50ユーロ〜
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スティギオーレ
臓物系第2弾は羊の腸巻き巻き!夕方になると市場から臭ういいにおいはなんとコレ!焼き鳥と同じにおい。焼いて塩とレモン汁で食べる。いや、うまいですよコレ!おじさん達にまざり立ち食い状態。一皿約2ユーロ〜
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ベッカフィーコとカルチョーフィ
パン粉の鰯巻き。パン粉にはチーズ、干しぶどう、松の未が入っている。かなりコテコテの料理の後は意を落ち着けるためアーティチョークのレモンゆではいかが?これだけ食べてもレストランで食べるよりまだ安い!一皿約1ユーロ〜
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