島の東に位置する岩盤の小島に15世紀に建てられたアラゴン城。小島と言っても220Mの橋でイスキアとつながっている。1400年代半ば、当時ナポリを支配していたアラゴン家のアルフォンソ王によって建設された。
もともとイスキア島の歴史は古く、紀元前474年にクーマ人(ナポリ近郊の古代ギリシャ殖民都市)がイスキアの原住民との戦争で当時ギリシャ殖民都市のシラクーサ(シチリア島)より援軍を求め要塞として建設した事が城の歴史の始まり。その後紀元前315年にローマ人がイスキアに町を建設し、アラゴン城の小島を要塞として使っていた。その後、ゴート、アラブノルマン、アンジュー家が完全な要塞として変容させた。1301年トリッポディ山の噴火時には避難地として使用された。1809年イギリス軍が包囲し、城はほぼ倒壊する。1851年ナポリ王のフェルディナンドニ世がブルボン家有力者を入れる刑務所として建物を使用した時代もあった。
★徒歩でゆっくり上り坂を登るのが苦手なあなたには、入り口チケット売り場すぐ横には、エレベータもあり。
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