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新体制のトリノ、初陣を飾れず



11月3日(日曜日)

セリエAは11月2日に先行試合の2試合を行ったが、ウディネーゼ対ボローニャは0-0の引き分けに、トリノ対ブレシアは0-2でブレシアが勝利している。


ウディネーゼは混戦から得点を決めるもロドモンティ主審がファウルの判定を下しノーゴール。続けてヨルゲンセンがミドルレンジから放ったシュートは右ポストに阻まれ、さらにその跳ね返りが左のポストにも阻まれてノーゴール。ボローニャはクルスの1トップで臨んだ事もあって得点機に恵まれなかった。試合は0-0で終了している。


トリノはウリヴィエリ新監督の初陣となったブレシア戦で勝利を目指したが、試合は序盤からブレシアペース。両チーム共に中盤でのプレッシャーが甘く互いにパスを繋いで攻撃の糸口を探す。その中でブレシアは右サイドのバキーニとフィリピーニが中心となって攻撃を組み立てるが、ラストパスの段階でボールを持ち過ぎ前線に良いクロスを配給できない。


ロベルト・バッジョ(ブレシア)は普段にも増して運動量が少なく一点勝負を狙うが、中盤のチームメイトからは試合を通じて1本もタイミングが合ったパスは配給されなかった。


得点は前半31分、バキーニが右サイドから蹴ったCKにFWトーレがヘディングで合わせブレシアが先制。


後半41分にはバッジョがFKのチャンスに壁の裏側に浮き球のパスを出し、トリノ守備陣が蹴り上げたこのボールの落下点に自ら走り込みボレーシュート。GKブッチは足の脇に蹴り込まれたこのシュートを弾くが、力なくゴール前に転がるボールをMFアッピア(ブレシア)が押し込みブレシアが2点目を決めた。


この得点直後には、ウリヴィエリ監督とトリノ首脳陣を批判するコールがトリノのゴール裏全体から起こっている。


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