Per Dire di No
(A. Salerno – A. Aquilani)
この魂の中に衝撃を与えるのは愛でも詩でもない。そう、多分それは色。二人の心の底のブルーと不安と迷いを貫くこの、あなたの目の色。いいえ、あなたの中の太陽を翳らせるノスタルジーの空なんかじゃないわ。傷つきやすい、無防備な、脆いあなた。だってあなたには私が必要なんだもの。あなたは決して認めない、わからせたくないのかもしれない。空想ゲームやってるんじゃないわ。…不安を、二人の中にもう聞こえない言葉たちを、私はブルーの中にぶちまける。「ノー」と言うために。「出てって」と言うために。「ねえ、ここにいて」と言うために。それでいいの。