Da troppo tempo

愛遥かに

(L.Albertelli - G.Colonnello)

 随分前から身なりに構わなくなった。もう、ほとんど外出もせず、何も興味がなくなってしまった。でも誰かのせいだとしたら、あなたのせいよ。情熱がみな、あなたを前に砕け散ってしまったの。私は力になってあげたいのに、あなたは自分の殻にとじこもって…。随分長いこと二人の間は穏やか過ぎたわね。いいわ、好きな時またいらっしゃい。肉体的にはまだ少し折り合いが好いものね。でも愛には充分じゃないわ…。私出て行くの、それがいいのよ。

 男の心を開こうと悪戦苦闘した挙句、疲れ切って去ってゆく切ない女ごころを、ミルバがドラマチックで世にも美しいメロディーにのせて、歌い上げています。