Vedrai vedrai

(L.Tenco)

 

 夜、君が帰って来ても僕は話す気もない。そんなやさしい目で見ないでおくれ。いつか君が夢見た二人の生活とは違うってわかってるんだ。泣いたり、失望したといって怒ってくれた方がましなんだ…。君のことを、そして何もしてあげられない僕のことを思うと絶望的な気分さ。でもいつかきっと変わるよ。君の人生はだめになっちゃいない。いつ、どんな風にかはわからないけれど、きっと変わるよ。

 二人の間ですっかり冷めてしまったかつての情熱。でもこんな生活はきっと変わっていくだろうという、かすかな希望をこめて恋人にやさしく語りかける…。絶望の暗闇の中に一筋の光を見るような繊細な心を歌います。

 

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