Che sara`

ケ・サラ

(F.Migliacci-J.Fontana&C.Pes)

 眠りこけた老人の様に丘の上に横たわる祖国よ。倦怠、放棄、虚無、それがお前の悪い所さ。祖国よお別れだ、僕は出て行く。…友人達はほとんど行ってしまった。残った奴らは僕の後で旅立つだろう。残念だな、いい仲間だったのに。でも全ては過ぎて行くもの、去って行くものさ。…恋人よ、きみの唇にくちづけしよう。僕の初恋の源だったその唇に。いつ、どの様にかはわからないけれど、帰ることだけは約束するよ。…僕の人生はいったいどなるんだろう!ギターを持って出て行こう。そして、夜泣く時には、祖国の哀歌を弾こう。僕の人生はいったいどなるんだろう!何でもできるか、何もできないか、今からわかるさ。なるようにしかならないんだ!

 

 世の中というものに疑問をいだき、自分自身の未来を模索しながら旅立ってゆく70年代のおんぼろジーンズの若者の姿が目に浮かぶような…。