Amore bello

(C.baglioni-C.Baglioni&A.Coggio)

 

こうして行っちゃうなんて…、冗談だろう?あした出発だって…、お願いだよ行かないで…。何でもないんだって自分に言い聞かせなくちゃ。でも両手が震えてる。なんとかして持ちこたえなくちゃ。…こうして君は行っちゃうんだ…。僕、いったいどうしちゃったんだ?!たぶん手紙くれるよね…、いや…、どうでもいいんだ…こうして行っちゃうんだね…。わかったよ。君の望んでる事が!…行かなきゃならないんなら…行きなよ…君なしではいられないだろうとすでに感じてるんだ。それなのに時間はどんどん過ぎて行く。あしたぼくは君の電車の後を追っかけるだろうな。…僕のこと、忘れないで。なんてヤボなんだ、今さら…もっと踊ろうよ、さあ。

空のようにきれいな、一日のようにきれいな、海みたいにきれいな君、でも言えないんだ…。キッスみたいにきれいな、暗闇みたいにきれいな、神様みたいにきれいな君。大好きな君…行かないで。もうすぐ行っちゃうんだね。もう最後のスローがかかってる…

突然別れを告げられた「僕」の混乱した胸の中では、こんな空しい言葉がただ行き交うばかり。ディスコではもう最後のスローがかかってるというのに…。