ラファエッロ・ディ・ビアージョ
(Raffaello
Di Biagio)
1972年2月6日トスカーナ州リボルノ県カンピリャ・マリッティマ市生まれ。ステファノ・コニア氏の指導の元、ヴァイオリン製作の修行を開始。1998年、クレモナの国際ヴァイオリン製作学校「アントニオ・ストラディヴァリ」(Scuola
Internazionale di Liuteria "A.
Stradivari")を優秀な成績で卒業し、同校のリクエストによりクレモナの町の博物館へ自作のヴィオラを贈呈。1997年、バヴェーノ国際弦楽器製作コンクールに参加、1998年、モスクワで"Tchaikovskji"賞を受賞するなど、数々のコンクールに参加し、最も優れたイタリア人職人の一人として世界の注目を浴びている。
現在、イタリアンヴァイオリン協会プロフェッショナル部門A.L.I..(Associazione
Liutai Italiani-sezione professionisti)及びクレモナ市ヴァイオリン職人・弓職人協会「アントニオ・ストラディヴァリ」(Consorzio
Liutai ed Archettai di Cremona "A.
Stradivari")のメンバーとして、海外の各協会と協力しながらヴァイオリン製作に関する文化的プロモーション活動を行なっている。
有名なヴァイオリニストEugene
Sarbu、Salvatore Accardo、Derek Ochse等や、
ヨハネスブルグ交響楽団、デンマーク・フィラルモニク、クアルテット・イタリアーノ等の国際オーケストラの人々の間で彼が製作したヴァイオリンが愛用されている。
長年、国際展示会(ペルージャ・クラシコ)にて作品を紹介しているほか、マルチェッロ・アッバード氏の招待により、ミラノのボッコーニ大学にて「ミケランジェロ・アッバード」国際ヴァイオリンコンクールの並行イベントとして個人展を開催している。
また、定期的にロサンジェルス、ポートランド、アトランタ、シンシンナティの展示会にて彼のヴァイオリンが展示されている。
その他、北京の中国文化庁招待によりクレモナのヴァイオリンに関する展示会に参加、ハンガリーの楽器国際展示会にも参加している。
このような活動を行ないながら、工房では弦楽器製作に日々全力を注いでいる。
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